
モチベーション担当の森野です
今日は、目標に向かって行動したくなるノート術【行動イノベーションノート編】についてお伝えしていきます。
▼今回参考にさせていただいた著書はこちら▼
大平信孝さんの「先延ばしは1冊のノートでなくなる」です。ぜひお手元にノートを1冊ご準備いただき、ブログを読み進めていただけたらと思います。
目次
行動イノベーションノートの始め方
これから、目標に向かって行動したくなる「行動イノベーションノート」の始め方について解説していきます。
▼やりたいことを見つけたい方はこちら▼
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「やりたいことの見つけ方」3つのステップ
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まず最初に注意点を1つお伝えします。この「行動イノベーションノート」は
何か一つでも目標を設定できていること
が前提となります。
このノート術は、自分が立てた目標をより早く達成していくために、毎日たった3分のノート習慣で気持ちをワクワクさせ、つい行動したくなるノート術となるので、目標自体がなければ成り立ちません。
もし、「目標をまだ設定できていないな〜」という方は、先に目標を設定してから実践してみてくださいね^^
さて、そんな自分の立てた目標、日々の生活の中でつい忘れてしまったり、ブレてしまうことはありませんか?


▼著書にはこうありました▼
花の種も、植えっぱなしで自動的に芽吹くわけではありません。目が発芽して成長し花が咲くには、水やりや手入れが必要です。目標という種も、まいて終わりではなく、日々の手入れが必要です。
このノートを活用することによって、あなたの立てた目標を成長させ、花を咲かせることができます。
▼行動イノベーションノートの流れは以下の通りです▼
簡単な流れ
- 昨日の”振り返り”を書く
- 気づいたこと・感じたことを書く
- 「今日1日、目標実現のために本当はどうしたい?」と自問して書く
- 10秒アクションを書く
- 完了したものから赤ペンなどで消していく
では早速、一つずつ解説していきます!
1.昨日の”振り返り”を書く
まずはノートを4つに区切るため、縦線、横線を引き、線を引き終わったら、まずは昨日の”振り返り”を行います。
ノートの左上のスペースに昨日1日で「嬉しかったこと」「感謝したいこと」「よかったこと」を3つ書いていきましょう。
書く内容は「目標」や「仕事」だけでなく「プライベート」でもOK!
例えば、
- 新作のアイスが美味しかった
- LINEで友人からメッセージが来た
- 道端の花がキレイで可愛かった
- 友人から仕事の紹介を受けた
- 決めていたタスクを全て終わらせることができた
- 服のセンスを褒められた
- 欲しかった本を手に入れることができた
大小関係なく、自分が少しでも「嬉しかったな」「感謝だな」「よかったな」と思うことでOKです。
なぜこんなことを書くのかというと、人は”振り返り”と聞くと案外「反省点」ばかりに目が向きがちです。

▼ここでのポイントはこちら▼
ココがポイント
中には、自分に対してダメ出しをしたり、「自分はまだまだだ」と厳しくする方もいます。もちろん否定はしませんが、
- 「自分のできていない部分」
- 「自分のダメな部分」
に意識が向くと、芋づる式に否定的なことばかりを思い出してしまい、「行動したい」と思う気持ちが薄れていってしまいます。
▼著書にはこうありました▼
否定的思考をすると、人のせい、環境のせい、才能のせい、など今の自分では変えられないことを原因にしてしまいがちです。そうすると努力の余地がないように思えて、行動から遠ざかってしまうのです。
つまり、
- 「嬉しかったこと」
- 「感謝したいこと」
- 「よかったこと」
などの、肯定的な部分に目を向ける習慣ができることで、物事に対しての捉え方の思考変革が起こります。
期待や評価、自分の感情を抜きにして、あったことを「ありのまま」書くことで、「半分しか進めていない(主観)」と感じていた目標も「半分も進んでいる(事実)」と捉えることができるようになります。
▼ステップ1の目的▼
事実を「ありのまま」ニュートラルに捉えるようにすること
2.気づいたこと・感じたことを書く
続いて、ステップ2では改めて気づいたことや、感じたことを書いていきます。
ステップ1で、「嬉しい」「感謝」「よかったこと」を左上に3つ書けたら、その書いたことに対して、改めて気づいたこと・感じたことを右上のスペースに書き出してみましょう。
例えば
<STEP1>昨日あったこと | <STEP2>気づいたこと・感じたこと |
新作のアイスが美味しかった | 色々食べてきたけど、やっぱバニラ味が一番美味しいな |
友人から仕事の紹介を受けた | 私の仕事に対して信頼をしてくれているってことかもな |
欲しかった本を手に入れることができた | 自分の家の本棚には自己啓発系の本が多いな〜 |
あったことに対して「気づいたこと」「感じたこと」を掘り下げて書くことで、客観的な視点(メタ認知力)が身につきます。
客観的な視点(メタ認知力)に関してはこちらの記事を参考にしてください→目標達成に必要な「メタ認知力」の高め方
▼著書にはこうありました▼
この「メタ認知」に正解・不正解はありません。ただ、あなたが感じたことや考えたこと、あるいは日頃あえて言葉にはしないけれど頭の中に浮かんでいる考えや気持ちをそのまま書けばいいのです。

ぜひ、その時の様子を思い浮かべ、自由に気づいたこと・感じたことを書いてみましょう。
▼ステップ2の目的▼
自分の感情や思考、行動を客観的に分析する
3.「今日1日、目標実現のために本当はどうしたい?」と自問して書く
ステップ3は、「今日1日、目標を実現させるために本当はどうしたい?」と自分に質問を投げかけていきましょう。
ここでは「目標」を今一度思い出し、その目標を実現するためにはどうしたいのかを書きていくステップになりますので、
まずは今、自分の立てている目標を10秒間見つめていきましょう。(※目標をノートに書いていること前提でお話ししています)
そしてこの後、「今立てている目標に対して本当はどうしたい?」を書いていきます。
ここでのポイントは「すべきこと」でも「しなければならないこと」でもなく、
ココがポイント
です。
例えば、今立てている目標が「2030年までにプロのエグゼクティブコーチとして株式会社○○を設立し、家族と多くの経営者の笑顔に貢献した」だとしたら、
- コーチングのプロトレーニングを受ける
- クラウドファンディングの準備をする
- 家族と週末キャンプをするための準備をする
など、心から「やりたい!!」と思えることだけを書いていきましょう。
もし心から「やりたい!」「ワクワクする」ようなことが浮かばない場合、目標を設定をし直すと改善する可能性があります。
▼著書にはこうありました▼
行動イノベーションノートは、未完了の仕事をやっつけるためや、あなたを義務感に縛りつけるためのものではありません。先延ばしを撃退して、あなたにとって本当に大切なことをして、夢や目標を実現するためのノートです。

▼著書にはさらにこうありました▼
「今日、何がしたいか」を確認できたら、今日の「勝手にマイベスト3」を妄想してみるのもオススメです。
- 今日、あなたがやりたいと書き出したことを全て実行できたとしたら、1日の終わりをどんな気持ちで迎えているだろう?
- 今日が過去最高の1日だとしたら、どんな1日になるだろう?
これらの質問でさらに深掘りすることで、イメージが明確になります。
▼ステップ3の目的▼
未来の姿を思い浮かべワクワクしよう
4.各やりたいことに対して10秒アクションを書く
ステップ4は、「各やりたいことに対して10秒アクションを書く」です。

これは、毎日10秒だけでいいので、何か「自分の望む姿に近づくためのアクションをとる」ということです。
▼著書にはこうあります▼
人間の脳は、変化を嫌うという性質がある反面、ちょっとずつなら変化を受け入れられるという性質も持っています。10秒という小さな行動であれば変化を嫌う脳でも対応できます。

著書に書かれてあった10秒アクションの例は以下の通りです。
参考
- 職場の同僚に「ありがとう」と言う
- 会話中、声を出して笑ってみる
- 気づいたことを付せんに書く
- 資格試験に関する本をカバンの中に入れる
- 仕事に関する本を一行だけ読む
- ゆっくり深呼吸する
- 自分のデスクをサッと拭く
- パソコンのゴミ箱を空にする
- 企画書のタイトルを書く
- メールの返信の一行目だけを書く
重要なことは、どんなに小さな行動でも前に進むことにあります。

実践者の行動イノベーションノート
▼ステップ4の目的▼
とにかくすぐやれそうなアクションを考える
5.完了したものから赤ペンなどで消していく
ステップ5は、「完了」したものから赤ペンなどで消していくです。
自分が行動したことに対してすぐに反応があると嬉しいですよね^^

10秒アクションも同じで、行動した後に「完了」したものを赤ペンなどで線を引いて消すという行動によって達成感を感じます。
このように「完了」したものを「見える化」することでモチベーションの維持にもつながります。
▼ステップ5の目的▼
達成感を感じることで自己肯定感を高め、自信をつける
まとめ
いかがだったでしょうか。
この行動イノベーションノートはついつい先延ばししてしまう人にはすごくオススメの方法です。

最初は慣れなくて、「なんでこんなことしてるんだろ。」って思う時もあるかもですが(笑)これが習慣になるとクセになります!
朝から脳がスッキリしますのでオススメです。ぜひ試してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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