悪用厳禁! 売り上げアップにつながるマーケティング・テクニック集

アンカリング効果

最初に与えられた数字や情報が、後に与えられた数字や情報の判断に影響を与える現象のこと。

【例】

家電量販店で、テレビの価格が40万円だと最初に表示された場合、その後に30万円で販売しているテレビを見ると、30万円が安く感じられる

両面提示の法則

商品やサービスを紹介する際に、その欠点や欠点を持たない他社製品と比較して提示することで、より肯定的なイメージを与える効果があるという法則。

【例】

洗剤の広告で、「他社製品は洗浄力が強すぎて衣類が傷む」と欠点を強調し、自社製品は「衣類に優しい洗剤」というメリットを強調することで、自社製品の購入を促す効果

フレーミング効果

物事を捉える視点や表現の仕方によって、人々の判断や決定が変わる現象のこと。

【例】

ある医薬品が「副作用がある」という表現と、「副作用が少ない」という表現で紹介された場合、後者の表現の方がその医薬品を購入する人が多くなることがある。

バンドワゴン効果

人々は、多数派の意見や行動に従いたがる傾向があるという現象のこと。流行に敏感な人が多いほか、群れを作ることで自己アピールをする人もいる。

【例】

ある商品が話題になっている場合、多くの人がその商品を購入する傾向がある。

返報性の法則

人は、自分に好意的な行動やサービスを提供してくれた人に対して、同じように好意的な行動やサービスを提供しようとするという現象のこと。

【例】

ある人からのプレゼントをもらった場合、その人に対してプレゼントを返そうとする傾向がある。

ザイオンス効果(単純接触効果)

見慣れたものや親しいものに対して、好感を持ちやすくなる現象のこと。

【例】

テレビ番組でよく出演するタレントは、視聴者にとって馴染みやすく、好感度が高い傾向があります。また、ある商品の広告をテレビやSNSなどで何度も見ることで、その商品に興味を持ち、購入する人が増える

カリギュラ効果

逆の行動をしたくなる現象のことで、禁止されたものやダメだと言われたことに興味を持ち、逆にそのことを行おうとする心理が働くことがあります。


【例】


青少年に対して、禁煙のキャンペーンを行うと、かえって喫煙に興味を持ってしまう場合がある。

ゴルディロックス効果

商品やサービスの選択肢が複数ある場合、真ん中の選択肢を選ぶ傾向があるという現象。この効果を利用して、商品やサービスをより多くの人に購入してもらうことができる。

【例】

アイスクリーム店で、シングル、ダブル、トリプルという3つのサイズがある場合、ダブルサイズのアイスクリームが最も売れることが多い。

メラビアンの法則

人間のコミュニケーションにおいて、言葉の内容よりも、非言語的な要素が重要であるという法則。

【例】

会話中、話し手の言葉の内容よりも、表情や声のトーン、ジェスチャーなどの非言語的な要素が相手に与える印象が大きい。

ジャムの法則

多くの選択肢の中から選ぶ際、選択肢が多すぎると、選びにくくなって結局何も選ばないという現象のこと。

【例】

スーパーマーケットで、ジャムの試食販売を行い、24種類のジャムを用意した場合よりも、6種類のジャムを用意した場合の方が、購買率が高かった。