名古屋でうなぎといえば、真っ先に名前が挙がる店があります。
「あつた蓬莱軒 松坂屋店」。
あつた蓬莱軒は明治6年(1873年)、熱田の地で料亭として創業した150年超の老舗。「ひつまぶし」を登録商標に持ち、その発祥の店としても知られる名古屋うなぎ文化の中心的存在です(発祥には諸説あります)。本店・神宮店は数時間待ちも珍しくない人気ぶりですが、栄の松坂屋名古屋店 南館10Fにある松坂屋店なら、買い物ついでにアクセスできます。
2026年7月の名古屋旅行で実際に訪れた時のリアルレポートです。
【提供】藍色の染付丼、蓋を開ける前の静かな時間
朱塗りの膳に乗って運ばれてきたのは、藍色の染付模様が美しい蓋付きの丼。箸袋には「あつた蓬莱軒」の文字。蓋を開ける前から、老舗の空気が漂います。

蓋の裏にまでうなぎの香ばしい匂いがこもっていて、開けた瞬間にタレと炭火の香りがふわっと立ちのぼりました。
【うなぎ丼】艶のある飴色、皮目はパリッと身はふっくら
注文したのはうなぎ丼。白いご飯の上に、飴色に照りかがやく蒲焼がぎっしり並びます。

ひと切れ持ち上げると、皮目はパリッと香ばしく、身はふっくら。関西風の地焼きらしい香ばしさで、噛むほどにうなぎの脂と秘伝のタレの甘辛さがご飯に絡んでいきます。タレは濃すぎず、うなぎの味を前に出す控えめな設計。ご飯にしみた部分がまた格別です。

【お膳】肝吸いと香の物、脇役まで抜かりなし
うなぎ丼には肝吸いと香の物が付きます。

肝吸いは澄んだ出汁に肝の苦みがほのかに効いて、濃厚なうなぎの合間の口直しにちょうどいい。香の物の歯切れも良く、最後のひと口まで飽きずに食べ切れる構成です。
まとめ:あつた蓬莱軒 松坂屋店は「行列を避けて名店の味に届く」選択肢
150年の歴史を、栄のデパートの10階で味わえる。
あつた蓬莱軒 松坂屋店は、旅行者にとって現実的で賢い選択肢です。
- 明治6年創業の老舗、「ひつまぶし」を登録商標に持つ名古屋うなぎ文化の中心
- 皮パリ・身ふっくらの地焼き蒲焼、秘伝のタレはうなぎを引き立てる控えめな甘辛
- 松坂屋名古屋店 南館10F、本店・神宮店より行列がおだやかで買い物ついでに寄れる
- 肝吸い・香の物付きのお膳、脇役まで手を抜かない構成
名古屋でうなぎに迷ったら、まずここを基準にすると間違いがありません。
あつた蓬莱軒 松坂屋店 店舗情報
- 店名:あつた蓬莱軒 松坂屋店
- 住所:愛知県名古屋市中区栄3-30-8 松坂屋名古屋店 南館10F
- アクセス:地下鉄「矢場町」駅直結の松坂屋名古屋店内
- 営業時間:平日 11:00〜14:30(L.O.)/16:30〜20:30(L.O.)、土日祝 11:00〜20:30(L.O.)
- 定休日:火曜
- 価格:うなぎ丼・ひつまぶし ほか(価格は改定される場合があるため、最新は公式サイト・店頭でご確認ください)
- 予約:食事は当日店頭受付が基本
- 公式サイト:https://www.houraiken.com/
蓋を開ける瞬間の香りだけでも、行く価値があります。