グルメ・食べ歩き

【大阪・赤川】鳥貴族から独立した「天神原家」— 元店長の魂が宿る焼き鳥と〆鶏白湯ラーメン

【大阪・赤川】鳥貴族から独立した「天神原家」— 元店長の魂が宿る焼き鳥と〆鶏白湯ラーメン

大阪・旭区赤川、JRおおさか東線「城北公園通」駅から徒歩1分。住宅街にひっそりとあるこの焼き鳥屋には、ちょっと面白い物語があります。

「鳥貴族 天神原家」

もともとは「鳥貴族 大倉家」というチェーン店でした。それが2024年11月2日、店長がそのまま独立し「天神原家」へ屋号変更。鳥貴族の「全品税込190円均一」というスタイルはそのまま、しかし運営は完全独立。店長の名前と魂を背負った"個人店"として、ここから再スタートを切ったお店です。

大阪在住の須崎が実際に訪れたので、そのリアルな体験をお届けします。

【独立物語】鳥貴族の「カムレードチェーン」から生まれた個人店

鳥貴族には「鳥貴族カムレードチェーン(TCC)」という、社員のみがオーナーになれる独自のフランチャイズ制度があります。

「鳥貴族 大倉家」は2020年6月、創業35周年記念事業の一環として、社員独立支援に特化した小規模業態として大阪市旭区にオープンしました。

そして2024年11月。当時の店長がついに独立。屋号を自分の名を冠した「天神原家」へ。看板も暖簾も新調されたものの、価格設定とメニューは鳥貴族のまま。

"チェーン店なのに、店長の名が入っている"──このストーリーの厚みが、まずこの店の最大の魅力です。

【外観】黄色い暖簾と木の温もりに包まれたカウンター中心の小店

店の前まで来ると、目に飛び込んでくるのは大きな黄色の暖簾と「天神原家」の白文字。

鳥貴族 天神原家 外観 黄色い暖簾 大阪市旭区赤川
夜の暖簾。新調されたばかりの黄色い「天神原家」の文字が街灯に映える。横にはおしながきも

道路に面したガラス窓越しに、木のカウンターと壁一面のメニュー札が見えます。10席ほどの小さな店構え。一人でも、3-4人でも入りやすいサイズ感です。

【メニュー】鳥貴族の血を継ぐ「全品190円」均一価格

席に着くとまず目が行くのが、ぎっしりとメニューが並ぶ短冊と冊子。

鳥貴族 天神原家 メニュー表 焼き鳥190円均一 ドリンク
ドリンクメニュー(生ビール・焼酎ボトルキープ・ハイボール等)と、フード全品190円均一の焼き鳥・スピード・創作・ごはん・デザートの一覧

ビール・サワー・焼酎・カクテル・梅酒・日本酒・ソフトドリンク、そして「フード全品 税込190円」の太字。
焼き鳥は、もも肉のタレと塩、ねぎま、むね肉、砂肝、せせり、皮、つくね、レバー、ハート、ぼんじり、やげんなんこつ、三角(ぼんじり)、豚バラ。スピードメニューに塩だれキューリ、納豆、煮玉子。創作にトリキの唐揚、チキン南蛮、ポテトフライ。ごはんに白米、玉子ぞうすい、〆のラーメン。

鳥貴族でおなじみのラインナップが、独立後も生きている。安心と新鮮さの絶妙な配合です。

【店内】手書きの「天神原家」が誇らしげに

カウンターには、卓上調味料と一緒に、店主自ら書いたであろう「天神原家」の三文字を縫い付けたランチョンマット。

鳥貴族 天神原家 店内 ランチョンマット 天神原家 ロゴ 卓上調味料
カウンター席のランチョンマットには「天神原家」の白い屋号。手前には緑の七味と赤の一味唐辛子

新店ならではの清潔感と、店主の"こだわり"がここから伝わってきます。立派なロゴ、きちんと配置された調味料。「ここから始まった」という空気が、その手書き風の書体に滲んでいる気がするのです。

【焼き鳥盛り合わせ】タレと塩が交互に並ぶ、5本の輝き

まずは焼き鳥盛り合わせ。これぞ鳥貴族流の鉄板スタートです。

鳥貴族 天神原家 焼き鳥盛り合わせ 5本 もも肉タレ むね肉 砂肝 ねぎま
黒い角皿に並ぶ焼き鳥5本。手前から、もも肉タレ、むね肉、砂肝、ねぎま、もも肉タレ。それぞれ艶や肉色が違って美しい

もも肉のタレ焼きは、艶のあるタレが照りを放ち、表面はカリッ、中はジューシー。ひと口噛むと、甘辛のタレと鶏の脂がじゅわっと広がります。

むね肉は淡白でしっかり繊維感があり、塩のキレで食べさせる一本。砂肝はコリコリと小気味よい食感で、ビールとの相性が良すぎる。ねぎまの白ねぎはとろけるほど焼かれて、甘みが鶏肉と絡みつく。

これで5本190円×5=950円。鳥貴族時代の価格設定をそのまま受け継いでいるのが嬉しすぎます。

【レバー】艶々のタレが宝石のように輝く一本

追加で頼んだのが、レバーのタレ。

鳥貴族 天神原家 レバー タレ焼き 艶のあるタレ 焼き鳥1本
長角プレートに横たわる鶏レバーの串焼き。深い赤褐色のタレがとろりと纏い、艶々と光っている

串から食べる。レバーがふわっと崩れ、濃厚なタレと内臓特有のコクが口の中で混ざり合う。
臭みは皆無、レバーの旨みだけが舌の上で踊る感じ。これも190円。安すぎて笑えます。

【チキン南蛮】鶏むね肉とタルタルの黄金コンビ

創作メニューから「チキン南蛮」を投入。

鳥貴族 天神原家 チキン南蛮 タルタルソース 小ねぎ 揚げパンサイド
黒い角皿の上に大きな鶏むね唐揚げが3切れ。白いタルタルソースがたっぷりかけられ、小ねぎがアクセント。脇には揚げパン状のサイド

カラッと揚がった鶏むね肉に、まろやかなタルタルソースと甘酸っぱい南蛮ダレ。小ねぎの香りが全体を爽やかにまとめあげる。サイドの揚げパン状のものをタルタルにくぐらせると、これがまた合う。

これを焼き鳥屋で食べられる、というのが嬉しい。190円のクオリティではない、というのが正直な感想です。

【〆のラーメン】鶏白湯スープが居酒屋の最終形態

そしていよいよ、この店の最大の発見が登場します。

鳥貴族 天神原家 〆のラーメン 鶏白湯スープ 細麺 小ねぎ 屋号プレート背景
白い陶器のどんぶり、薄黄金色の鶏白湯スープに泳ぐ細麺と小ねぎ。背景には「天神原家」のロゴプレート

その名も「〆のラーメン」。鶏白湯ベースの黄金色のスープに、中細のストレート麺、トッピングは小ねぎだけ。シンプル。

鳥貴族 天神原家 ラーメン 麺リフト 鶏白湯スープ 細麺持ち上げ
箸で持ち上げた中細麺。スープがしっかり絡み、湯気がふわっと立ち上る

麺をすすると、鶏の旨みと脂のコクが口いっぱいに広がる。これ、本気で焼き鳥屋の〆メニューを超えています。
お酒で疲れた胃に染み渡る優しさと、それでいて満足感のある旨み。〆ラーメン目当てで通う客がいてもおかしくないレベルです。

これも190円。原価無視。店主の「最後にこれ食ってほしい」という気持ちがダイレクトに伝わってくる一杯でした。

まとめ:天神原家は「鳥貴族の魂を継いだ、職人の個人店」

「鳥貴族 天神原家」、本当に良いお店でした。

須崎はそう断言します。

  • 鳥貴族から独立した個人店、メニューと価格はそのまま、運営は店主の魂で動く
  • 全品190円均一、5本盛り合わせ+レバー+チキン南蛮+〆ラーメンで1人2,000円台
  • 焼き鳥のクオリティは安定の鳥貴族水準、もも肉タレも砂肝もねぎまもブレない
  • 〆のラーメンが最大の発見、鶏白湯スープが本気の旨さで190円
  • 城北公園通駅から徒歩1分、JRおおさか東線で大阪駅・新大阪駅から一本

"チェーンで磨いた腕+個人店の心"、両方の良さを取り込んだ稀有な一軒。次回は焼酎ボトルキープして、もっと長居したいお店です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

須崎のグルメ情報、Instagramでも発信中!

大阪を中心に、実際に行って本当に良かったお店だけを紹介しています。

@rocky_suzaking をフォローする →

鳥貴族 天神原家 店舗情報

  • 店名:鳥貴族 天神原家(旧店名:鳥貴族 大倉家)
  • 住所:〒535-0005 大阪府大阪市旭区赤川1-3-2
  • アクセス:JRおおさか東線「城北公園通」駅より徒歩1分
  • 営業時間:17:00〜24:00(ラストオーダー 23:30)全日営業
  • 定休日:要確認(食べログ等での明示掲載なし)
  • 価格帯:全品税込190円均一(焼き鳥・サイド・〆ラーメン全て)
  • 席数:カウンター中心の小規模店(少人数のため予約推奨)
  • 予約:可(食べログ・AutoReserve経由)
  • 電話:06-6928-2377
  • 駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
  • 沿革:2020年6月「鳥貴族 大倉家」として開店 → 2024年11月2日「天神原家」に屋号変更し独立

城北公園通エリアで焼き鳥を食べるなら、次の一軒は決まりです。

須崎純一
Written by

須崎純一

3度の人生リセット(退職・リストラ・倒産)を経て、AIクローン構築コンサルとして復活。47都道府県をホテル暮らしで回ったあと大阪に移住。「何回コケても立ち上がれる」を体現するべく、やりたいことを片っ端からやってみるブログを運営中。ビジネス情報はcenleaf.comにて。

須崎のビジネスや活動に興味がある方はこちら

cenleaf.com(ビジネスブログ) 無料ウェビナーに参加する